初詣合格祈願医療事務講座 注射1
点滴注射および中心静脈注射の回路にかかる費用
翼状針、点滴注射および中心静脈注射の回路、精密持続点滴注射用定量輸液回路は、手技料に含まれ、別に算定できません。
よくある質問が「翼状針」。
翼状針は特定保険医療医療材料として認められていませんので、保険請求はできません。
また、実費として患者さんに請求することも認められていないため、医療機関が費用を負担することとなります。
患者さんの求めで特に翼状針を使う必要がない場合、すごく損した気がします。
プラスチックカニューレ型静脈内装置
- プラスチックカニューレ型静脈内装置とは
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簡単にいうと「針の周りにカテーテルが付いていて、針をいったん血管に挿入したあと、針だけ抜いて血管内にカテーテルのみ残せる」針(装置)です。
- プラスチックカニューレ型静脈内装置の算定要件
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おおむね24時間以上にわたって経皮的静脈確保を必要とする場合(術中、術後など)、6才未満の乳幼児、ショック状態又はショック状態におちいる危険性のある症例で翼状針による静脈確保が困難な場合に限り算定できます。
したがって、1時間以内にいったん点滴が終了しても、引き続き24時間以上にわたって経皮的静脈確保を必要とする場合など、上記の算定要件に該当する場合は算定できます。