超音波検査法について
超音波検査は放射線被爆がなく、すぐに断層画像が得られるため、胸腹部や産婦人科領域をはじめ、全身の検査に幅広く用いられています。
断層撮影法では、体の深部の病変の観察や胎児の動きなどが観察できます。
UCG(心臓超音波)は、患者に苦痛や不快感を与えずに、心臓の機能や形態をとらえることが可能です。
心臓超音波における断層撮影法では、心室や心房中隔、血管などの形態がわかります。
Mモード法では弁や心筋などの動きが観察できます。
断層撮影法やUCGに加算できる「パルスドップラー法」は、断層画像を見ながら目的とする血管に目標をあわせ、血液量を定量的に評価するために用いられます。
超音波検査を2回以上実施した場合について
撮影部位・撮影方法 | 算定方法 |
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同一部位・別の撮影方法 | 主たる撮影方法により算定 |
別の部位・同一の撮影方法 | 主たる撮影方法により算定 |
別の部位・別の算定方法 | それぞれ別に算定 |
撮影部位・撮影方法 | 算定方法 |
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同一部位・別の撮影方法 | 2回目以降は90/100で算定 |
別の部位・同一の撮影方法 | 2回目以降は90/100で算定 |
別の部位・別の算定方法 | 2回目以降も90/100で算定 |
※胸部UCGと腹部断層撮影は「別の部位・別の撮影方法」に該当します!
超音波検査の部位について
超音波検査の断層撮影法は、検査を行う部位によって、点数が異なります。
「胸腹部」で算定する部位か、「その他」で算定する部位か、いくつか悩む例をあげておきます。
超音波検査Q&A